Nuits Blanches

眠れない夜に萌えとか考察を無節操に投げつけるブログ

中川晃教というミュージカル俳優

まさかミュージカルに関する1発目の記事がこれになるとは…ww

でも時々あっきーの音楽(歌)に思いを馳せることがあるので、備忘録ということで。

 

 

結論から言うと、「あっきーは音楽の神様から愛されてる」んだと思う。しかも、プロとしてのみならず天才として名を馳せるために必要なものを全て与えられてしまったという…神様ずるい!

 

①歌声

まず高音すごい。低音は年取れば放っといても出るようになるけど、高音は鍛えないと出ない(まあ残念ながら声帯の関係で鍛えても出ない高音があるって人もいると思いますけど)。あっきーも鍛えてると思うんだけど、多分もとから高音に伸びやすい声質なんだろうな。ジャージーボーイズは普通フランキー役のための"フランキーキャンプ"なるものがあって、高音を歌える役者が集まってあの歌い方を習得するらしいけど、ボイトレで形にしてビデオ審査を通過してしまうくらいだから、高音に恵まれた人だよなあ。というかあっきーもう三十路過ぎてるのに衰えない高音怖いわ。

そしてむっちゃ響く。地声も高音もお構いなしに響く。フランケンシュタインの歌唱披露動画見たらむっちゃマイクから口離してた。普通なら隣のかっきーみたいにマイクを水平にして通りやすくするもんなんですけど、マイク垂直に立ててもかっきーと同じくらい声が通るあっきー……。

 

②技術力

 「正しい練習方法で10000時間やればプロになれる」とはよく聞くのであっきーも似たような道を辿ってきてるはずなんだけど、凡人には間違った練習方法でさえ10000時間も積み重ねられないので、純粋に音楽に情熱を注げるあっきーが羨ましい。それだけ。

強いて言うなら、トワングの集中練習3回で体得してフランキーの曲を歌えるのは普通じゃねえ。

 

③音楽性・解釈力

他人の曲を(技術的に)体得して自分の曲にするまでのスピードが異様に速すぎるんじゃないか説が私の中にある。

音楽を自分のものにするのは普通時間がかかる。ピアノでもヴァイオリンでも何でも、自分で楽譜を読んで技術的なところをクリアして自分なりの味を出す…というのは至極難しい作業である。だから読譜→自分のものにするまでの段階を少しでも短くするために、やれ楽典だやれ調性だやれ和音対位法だと様々なアプローチ法を学ぶ。わけだけど、あっきーはそんなまどろっこしいアプローチをしなくても勝手に自分のものに出来るような気がする。それが何千何万の曲を聴いてきた経験から自然と最適な答えを打ち出しているのか、はたまた良い意味で作曲家の意図を無視出来るだけの自由な感性の持ち主だってことなのかはわからないけど。いずれにせよ、技術的な練習から自分のものにするまでのタイムラグはほとんど生じてないんじゃないか…?というか普通に練習しているだけでどうすれば自分の曲になるかを無意識のうちに知ってるような気がする。

 

 私も一応ピアノを15年趣味で習ってきた身だから、一応他人の音楽を演奏する難しさはそれとなくわかっているつもりではある。まあ歌いはしないので声に恵まれているとはいえそこに嫉妬することはないし、技術力に関しては私が怠ってきただけなので何とも思わないが、あっきーの音楽に対する解釈力というか再構築力に関しては軽く嫉妬を覚える。プロに嫉妬したところでどうにもならないけど、フィールドが違ったとしても音楽の演奏を嗜んできた人間なら、誰だって解釈力・再構築力は羨むところだと思う。

そしてそれを似たようなフィールドにいて1番最初に目の当たりにしてしまった井上芳雄の苦悩たるや如何ほどだったのだろう…とも思う。一浪、学科によっては二浪は当たり前の世界である芸大に現役合格して、在学中に夢を叶えたもつかの間、当時シンガーソングライターデビューしたての実力未知数なあっきーが音楽の天才だったなんて。私ならショック死するけどな。しかも芳雄パイセンの場合、声質も羨望のファクターになるよね…余計なお世話かもしれないけど。

 

どうまとめればいいのか自分でもわからなくなってきたんですけど、とりあえずあっきーは音楽の神様に愛されてるんだなっていうことです(雑)