Nuits Blanches

眠れない夜に萌えとか考察を無節操に投げつけるブログ

【スカピン】忘れてた【マザーテレサ】

つまらない大人になるとすぐこういうのを忘れる(というより舞台を観に行くこと自体が既に作業になっている感。楽しいんだけどね)。

マザーテレサは11月18日マチネ、スカピンは11月25日ソワレを観ました。

 

11月18日マザーテレサ/マチネ

星組

ミュージカル座ってところがやってるオリジナルミュージカルです。所用があって行きました。ちなみに2年前もひめゆりという作品で所用があって行きました。

何て言うのかな、悪くなかった、です。でもひめゆりよりほどではないし、絶賛も控えさせていただきます。

その理由は主に2つ、音楽と場面の使い方です。まあ他にもなくはないんですが大別するとこんな感じ。

音楽はM座がやっているのは基本的にオペラ形式なのかな?ALWとかによくある全編音楽仕立てのミュージカルです。音楽そのものは悪くなかったんですけど、リプライズが「?」ってなってしまった。基本的にオーケストラ構成の曲、複雑なライトモティーフの多用で「この曲どのシーンのリプライズだっけ?」ってデジャビュを幾度となく繰り返したわけです。パンフとかにはもしかしたら解説が載っていたかもしれないけど、買ってない私にはちょっとわかりづらかったです。お祈りの曲も多かったので尚更。

そして場面の使い方。これ最近のイケコにも言えるんですけど、何故に舞台上のみんなで見栄を切りたがるんじゃ。

見栄を切るなとは言いません。それが効果的な場面だってきっとあります。でも何でもかんでも舞台で観客に訴えたってしゃーないんです。出演者が舞台で伝えたいことは観客が各々受け取ります。だからみんなして観客の方を向いて歌い終わらんでください。やってもいいけど、何度もやったらあかんです。

舞台上の1人がそれをやる分には問題ないと思うけどね。

 

11月25日スカーレット・ピンパーネル/ソワレ

初の石丸さち子さん演出の舞台です。去年のスカピンは観れなかった。

こちらは普通のミュージカルと比べると随分と動的(キャストも美術も)な舞台でした。1つの大道具を位置や配置を変えて別物として登場させる手腕は中々イケコ舞台じゃ見ないので新鮮でした。師の蜷川幸雄もそうなんでしょうか(いい加減藤原竜也身毒丸DVDを買え)。あとマダムギロチンとかで使われていた梯子セットも蜷川センセー譲りなんでしょうか。同門の藤田俊太郎もJBで使ってましたし。舞台では見て見ぬふりをする蓄光テープが貼られまくっててなんだか不思議な感じがしました。

キャスト的な話をすればメインの人たちみんな歌が上手い(迫真)スカピン団がいずみんとこーへーくん以外見分けがつかない。安蘭マルグリットが物理的にっょぃ。上原ロベスピエールがやばい新たな時代は今をCD収録してくれ。